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よきクソであれ

福岡は晴れやかな成人の日でした。

私の成人式の日は、

前日の雨で道路びちょびちょだったので(笑)

振袖の裾が汚れるし

着慣れていない着物で

息が苦しく(笑)

「早く脱ぎたい」とばかり思っていた記憶があります。(笑)



ちょうどその日、地元雑誌の成人式特集でインタビューを受け

どんな大人になりたいですか?と

聞かれ、

「大人なオンナになりたい」と

至極当然の答えを真顔でいい

(大人=成人、オンナ=女というお花畑発言)

その夜、酔いつぶれて駅で爆睡して

駅員さんに迷惑かけまくった

「大人のオンナ」でした。

(あー、いい思い出w)

※北九州だからってそんな人ばかりじゃないよ!笑※



公式LINEで、成人になったばかりの方から

「TOMOさんは20代の頃どんな人でしたか?」と聞かれ

「クソだったよー」と答えた話を

どこかでしたと思います。



で、その彼女は「じゃあ、クソを目指しますね」と返してくれました。(笑)



完璧を目指した20代

今となっては、

この頃のクソさ具合は

群を抜いていましたね。(笑)



いい子であろうと

人に好かれようとするあまり

防衛反応が先立って

勝手に敵を作って

攻撃されそうになれば

先に攻撃する。



「完璧じゃないとバレたくない」

そればかりが頭にあって

安心する時なんて、ほとんどありませんでした。



人は誰もがクソである

薄々氣づいていたんです。

小さい頃から大人とばかりいて、

周りをじーっと見てる子でしたから

「人類みんな皮かぶってんじゃね?」

ということは、分かってたんですね。



できるだけ、周りに馴染むように

できるだけ、迷惑かけないように

そうやって生きてきたら

私も分厚い皮かぶりまくってた。



なーんだ、私も皮かぶりまくって

結果自分を殺しちゃってるじゃん。

(クソだなー)



不完全である儚さ美しさ可愛さ

子供が生まれて、

あの無防備で

わがままで

弱くて

ありのままで

不完全な姿をみて

泣きました。



いつからこんなに

自分を

「このままじゃダメだ」と

思うようになったんだろう?



不完全さや

弱さや

クソさを嫌い

完璧になろうと

必死になって

皮をかぶりまくって

他の誰かを目指していた。



そのクソさを受け入れたとき

人間ってなんて

儚くて

美しくて

可愛くて

可笑しいんだろう

そう思えました。



クソでいいんだ

完璧じゃなくて、

その不完全であり

クソさこそ

人間であるのこと

味わいであり

楽しさだったんだ。



不完全であることを

受け入れられなかったから

味わうことも出来なかったし

楽しくなかったんだ。



私たちは、等しくクソで

等しく美しく

等しく儚く

等しく可愛く

等しく可笑しい。



それでいいんだ。

それがいいんだ。

だから、人間って

面白いんだ。

たくさんの成人たち、

大人たち

よきクソであれ。



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