THE YELLOW MONKEY東京ドーム公演から帰ってきまして、現実に戻るまで時間がかかりそうでしたので(笑)
気になって録画してた、ナショジオの
「ダイアナ妃の告白」を観ました。
私、昔から大人になったら「愛の人」って呼ばれるような人になりたいなぁ~と、漠然と思ってて..
そんな私の中の「愛の人」代表のひとりが
ダイアナ妃です。
ダイアナというと、スキャンダラスなイメージが強いですが私の中では「愛」なんですよ。
日本でも大きく取り上げられていて
リアルタイムで知ってたし、
当時実家には追悼記念キャンドルがあって、
このキャンドルがすっごく美しいバラの香りで大好きだった。
仕事で訪れたパリで、たまたまダイアナの事故があったトンネルを通ってすごく不思議な感覚になったことを覚えています。
亡くなった97年には、完全版の告白本は出てたけど、その元となったインタビューは没後20年経った今年テレビ初放送ということで、
絶対観たい‼と思ってました。
観たら、号泣。
なんというか、
魂が強い。
と感じた。
王室との付き合いがある家庭に生まれたダイアナは、6歳のとき両親が離婚し、裕福ではあったけど母親のいない寂しい幼少期を過ごす。
そして、将来自分が
特別な場所に行くことを感じてた、と言っていた。
ダイアナの姉がチャールズ皇太子と付き合っていたけど、妹である16歳のダイアナに皇太子が惚れてしまう。
19歳でチャールズ皇太子にプロポーズされるのだけど、それまで「純潔を保つこと」を自分で決めていて男性と付き合うのはチャールズ皇太子が初めてだったそう。
プロポーズ時、事の重大さにダイアナが理解しているか不安になったチャールズ皇太子が
「皇太子妃になるのだよ」とダイアナに言うと、
ダイアナは「はい」と答えたにも関わらず
心の中で「絶対に皇太子妃にはならない」と何故か思ったのだと言ってた。
そして、結婚式前にチャールズ皇太子とカミラ夫人(現皇太子妃)の愛人関係を知ってしまった…
(しかも、ダイアナとの結婚を勧めたのはカミラ夫人)
そんな…
19歳という若さで皇太子に結婚を申し込まれ、何も知らないダイアナはまんまと王室の思うままに操られるようになる。
彼女は、自分のことを
「処女の生贄」だと言っていた。
婚約インタビューでは、
「愛していますか?」と質問者がチャールズ皇太子に聞くと
「愛というのはよく分からない」と言われ、
ダイアナはトラウマになったと言っていた。
皇太子の不貞によるストレスと過熱するマスコミに耐えきれず過食嘔吐になり4回の自殺未遂。
王子の妊娠中も階段から自ら落ち、
王室の厄介者扱いをされるようになる。
精神科の医者が毎日きて、薬を置いていくだけで話も聞いてもらえない。
チャールズ皇太子との溝は深まるばかり..
第二子であるハリー王子が誕生したとき、女の子を希望していたチャールズ皇太子はダイアナに向かって「また男か」と言った。
ダイアナの心は病んでいき、ついには公務もできないくらいまでになる。
(過食嘔吐すぎてガリッガリ)
それまでの間、だれひとりとして彼女を助ける人はいなかった
(実の家族でさえも!)
そんな中、一人の精神科医と出会い
「これまで自殺未遂は何回?」と初めて聞かれ、ダイアナは初めて全てを話したと言っていた。
そして、ダイアナは子供たちを守るために変わることを決意する。
カミラ夫人の妹の誕生日パーティーに意を決して行き、カミラ夫人と直接対決をして、「私をバカにしないで」と魂の声をぶつけた。
(これも、心の声で「行け‼」と言われたと言ってた)
髪をバッサリと切ったことがとても心の変化に繋がったとも言ってた
(ここらへんとっても女性性を感じる)
その後、離婚。
やっぱり私は「絶対、皇太子妃にはならないのよ」と
彼女のライフワークとしての慈善活動は、ゲスなマスコミからすると偽善活動でしかなかった。
その中で、HIV施設を訪れた彼女は手袋をせずに、握手をして患者をハグした。
(当時は握手だけで感染すると思われていた)
(これも心の声が「やるのよ!」と言ったと)
そして、心のままに魂の声に従って生きたダイアナは、楽しみにしていた王子たちとの余暇の直前にパリで交通事故にあい36歳でこの世を去った。
当然、死んだことは悲しいのだけどそれよりも彼女の存在自体が私たちに与えるエネルギーに感動した。
魂の声に従うのよ!
と強く、そして優しくハグするように言ってくれている。
今も。
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